2014年5月9日金曜日

Pebbleの通知の振動が動作しなくなったとき(工場出荷状態に戻す方法と注意点)

iPhoneからの通知をすべてPebbleで受けるようにしてから、大変幸せな日々である。必要な通知が皮膚を通じて行われるのがこれほど快適とは。電話は音を出さなくていい。バイブレーションも不要。ミーティング中に机に電話をおいて、その振動でみんながそれを見てしまう、というような気まずい状況からも無縁となった。IT機器で利用される人間の五感は主に視覚と聴覚だが、視覚は使われ過ぎの感もあるし、聴覚は周囲に迷惑をかける。そういう意味で、触覚は今後開拓されて行ってほしい分野である。

その皮膚経由通知デバイスとして優れたPebbleだが、時々振動しなくなることがあるように思える。原因はわからない。振動に気がつかなかっただけかもしれないが、iPhoneを見ると電話が何件かあったにもかかわらず、気付かなかったということがあった。前日まであったはずのメール通知の振動だが、何度か自分にメールを送ってみても振動がない。

日々快適に使っているものが動かなくなったときのダメージはでかい。

どう直せばいいのか見当がつかなかったので、安易ではあるが、Pebbleを初期状態に戻すことにした。


「Settings」メニューの中に「Factory Reset」というメニューがあり、これを選んで、さらに「Ready to factory settings?」で「✓」を選ぶと初期化される。ちなみに、Pebbleのボタンは各々以下のような名称になっているが、

時計画面から初期化までのボタン操作シークエンスを馬鹿丁寧に書くと、

「Watch face」→「Select(管理画面に遷移)」→「Down4回」→「Select(Settings選択)」→「Down6回」→「Select(Factory reset選択)」→「Up」

ということになる(Pebble Steelだとこのあたりのメニューの順序や個数は異なっている可能性はある)。

注意すべきは、この操作によって初期化されるのはあくまでも追加したアプリケーションやデータだけであり、ファームウェアはそのままであるということ。「Factory reset(工場出荷)」という名称なのでファームウェアも元に戻るのかと思っていたが、そうではない。

さて、初期化が完了するとBluetooth接続も切れているので、再接続しなければならないわけだ。が、iPhone側の設定でデバイスが登録された状態だと、この再接続がうまく行われない。というわけで、初期設定作業の前に「デバイス登録の解除」を行っておくこと。


最近のファームウェアだとPebbleは2個のBluetooth接続が必要らしいので、両方とも「デバイス登録の解除」を行うようにしたい。なお、この接続解除は初期化作業の後に行っても問題ないようだ。

いずれにせよ、初期化の後はBluetooth接続を促されるので、購入時と同じ作業になる。もちろん、登録していたアプリケーションは空っぽになっているので、これはiPhone側のPebbleアプリケーションの「Locker」にあるものをロードしなおせばいい。これで、元の状態に戻る。

そして、通知の振動がどうなったかだが、問題なく機能するようになったのである。

繰り返しになるが、このプロセスでファームウェアは更新されない。ひらがな&カタカナの日本語化のため、ファームウェアウェアを変更しているような場合でも、特に気にせず初期化は行っていいはずである。

なお、ファームウェアも工場出荷状態に戻したい場合は、「Back」+「Up」+「Select」ボタンを同時に長押しすることで可能。5秒ぐらい押しているとPebbleが再起動し、ファームウェアのみが更新される。そして、iPhoneのPebbleアプリケーションを開くとファームウェアを更新するように促される状態となる。

なお、ファームウェアを工場出荷状態に戻すというのは、最新バージョンのファームウェアだと動かないアプリケーションがあるというような時だと思われるので、その時には、PebbleBitsというページから、必要な設定を行った上でファームウェアを生成すればよい。古いバージョン、英語以外の言語(日本語はない)、絵文字利用の有無、不要なデフォルトWatchFacesの除外、などが設定できる。生成されたファームウェア(拡張子pbz)をダウンロードして、WebサーバやDropboxのPublicフォルダに配置し、Safariからアクセスすれば、iPhoneの「Pebbleで開く」ということになり、ファームウェアの修正が行える。